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Yu Su Ra
移ろい巡る自然の営みの中を
ゆっくりと歩く
呼吸が徐々に深まり
からだも心も解かれる
内面の霧は次第に晴れ
本質的なじぶんへ戻っていく
土を踏むやわらかな感触
揺らめく木々の囁き
風の匂いや温度
水の粒子の光彩
全身の感覚が目覚め
目に見えないものを感じはじめる
そして
魂に何かが触れたとき
私の中の素粒子たちが自然と往き交い
交信をはじめる
それを言葉に表すことがもどかしくて
私は絵を描く
自然から感じ取った
質感、響きや揺らぎ、波、微細な粒・・
魂に触れた言葉にならない感覚を
再び感じて描くことで
癒され続ける
そうやって
目に見えないものが
私の魂を循環し
露われる絵を透して
自然な感覚が満ちますよう
そんな祈りとともに
私が在れますように
Yu Su Ra
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